院長コラム
食物アレルギー
食物アレルギーとは特定の食物を食べることで体に異常な反応が起こり、発疹、せき、おう吐、血圧低下などの有害な症状がでることです。最近の研究から生後4、5カ月の早い時期から卵を食べさせることでアレルギーが減ることが解ってきました。
家庭に散らばっている食物のかけらが赤ちゃんの荒れた肌について反応が起こり、今度は口から食べたときにアレルギー症状が出るようになります。赤ちゃんの湿疹を治療しておくことが重要ですし、家庭で食べている食物は何でも早いうちから食べさせることが大切です。
食物アレルギーの治療は、症状の出る食物を食べないことではありません。症状の出ない量を見極め食べ続けることです。食べても症状の出ない量を見極め食べ続けることで、徐々に安全に食べられる量が増えていき、早く食べられるようになります。心配な場合は病院で食べさせても良いでしょう(食物経口負荷試験)。
当院でも年間200例ほど日帰りで食物経口負荷試験を行っています。
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