股関節脱臼のエコー(超音波)診断
股関節脱臼の診断
股関節脱臼は4ヵ月の乳児健診で見逃してはならない疾患です。
この時期に見逃されると、手術が必要となったり、完全に治せなくなったりします。
脱臼の診断方法
普通は、赤ちゃんの足を開閉させて、医師の感覚で判定されています。
開きが不十分なときは、整形外科でレントゲンで診断されています。ただ、X線被ばくが心配です。
エコー診断がベスト
足の開閉による診断では、どうしても見逃しが避けられません。
股関節脱臼は減っています。ただ、診断が遅れて、手術が必要になる赤ちゃんの比率は逆に増えています。
確実な方法はエコー診断です。安全で正確な方法ですが、なぜか普及が遅れています。
※ 本コラムの掲載内容は当時の小児医療から記載しているものです。現状と異なる場合もございますので、ご了承ください。