院長コラム

働くお母さん(働くママ)のための病児保育

アレルギー

病児保育のことを知っていますか?

病児保育は働くお母さん(働くママ)をサポートするため、病気の子供(子ども)をお預かりしてお世話をする制度です。福岡市では14年前からこの制度が始まり、現在では年間1万以上の(こども)を預かっています。

病児保育施設は? 

福岡市には各区に1~3施設、計12の許可施設があります。このうちの11施設は小児科医院に併設されていますが、福岡市内のかたであればどの施設でも利用できます。所在地や連絡先は福岡市のホーム―ページに掲載されています。

どんなお子さんが対象?

・年齢は?…6ヶ月(施設により4ヵ月)から小学校3年生までとなっています。
・病気の種類は?…カゼによる発熱だけでなく、感染性の病気、例えば水痘、おたふくかぜ、嘔吐下痢症、インフルエンザなどのお子さんも隔離室でお預かりしています。
・重症のときは?…病児保育は病院への入院ではないため重症(ぐったりしているなど)のお子さまをお預かりすることはできません。また、途中で状態が悪くなったときはお迎えをお願いしています。

利用方法は?

・費用…福岡市内のかたは一日2000円です。さらに負担軽減の制度もあるので各施設にお問い合わせください。市外のかたは各施設に問い合わせてください。
・予約方法…必ず予約が必要です。予約の方法は施設ごとに違うため各施設に問い合わせてください。
・利用時間…8時30分から17時30分となっています。延長保育はありませんので時間内のお迎えが必要です。
・利用手続…利用者は「利用登録」が必要ですので、事前の登録をおすすめします。利用当日にはお子さんの状態などを記載した「利用申込」の提出が必要です。「利用登録」、「利用申込」の用紙は事前に各施設でもらっておいてください。施設によってホームページからダウンロードできるところもあります。
・初回の診察…利用当日は小児科医の診察を受けます。このとき、かかりつけ医からの紹介状があれば提出してください。後で保育記録を送付します。診察の結果、重症と診断された場合はお預かりできないこともあります。
・昼食…昼食やおやつを提供している施設もあります。昼食とおやつで500円程度です。アレルギーがあるお子さんにはなるべくお弁当を持参させてください。

当院の予約方法の紹介

前日の午後7時30分から携帯やパソコンから予約ができます。また、当日の朝7時45分から電話での予約もできます。利用登録や利用申込の用紙は当院のホームページからダウンロードできます。来院前に記載しておけば早くお預けができます。

※ 本コラムの掲載内容は当時の小児医療から記載しているものです。現状と異なる場合もございますので、ご了承ください。