
おたふくかぜ
任意接種のワクチン
おたふくかぜワクチン接種
について
おたふくかぜについて
- ムンプスウイルスによって起こる感染症です。3~6歳でかかる人が多いのですが、大人になってからかかる人も珍しくありません。
- 病気にかかっている人の唾液から飛沫感染でうつり、のどから血液に入って全身を回り、およそ2~3週間の潜伏期間の後に発症します。
- 耳の下の唾液腺が腫れることが有名ですが、そのほかにも無菌性髄膜炎(3~10%)、精巣炎や卵巣炎(思春期以降で25%程度)、ムンプス難聴(約0.1%)、脳炎などの病気の原因になります。妊娠中にかかると流産の原因になることがあります。
- おたふくかぜに対する治療法はありません。
- 学校保健安全法に規定された感染症であり、おたふくかぜにかかると、少なくとも5日間欠席が必要です
- 多くの人がワクチンを接種すれば、地域での流行を防ぐことができます。
おたふくかぜワクチンについて
- おたふくかぜウイルスを弱毒化した生ワクチンです。
- 日本以外の先進国では定期接種として2回接種が実施されています。
おたふくかぜワクチンの
接種方法について
- 1歳以上であれば、だれでも接種できます。
- ワクチンは2回の接種が必要です。2回目は初回接種から1か月~4年後(当院では6か月を推奨)に接種します。
- 一般的には、患者と接触後の緊急接種は勧められていません。ただし、保育所などで流行し始めてすぐであれば、まだかかっていない可能性も高いので、効果の限界を理解したうえで希望される場合には接種できます。
おたふくかぜワクチンの
副反応について
- 生ワクチンのため、まれにワクチンを受けたことで軽くその病気の症状が出ることがあり、ワクチンを受けた人の5~6千人に1人程度、無菌性髄膜炎を発症します。これは、自然におたふくかぜにかかって髄膜炎を起こすことと比べると、100分の1程度の可能性です。また、ワクチンによる無菌性髄膜炎の予後は良好で、障害を残すおそれはありません。ワクチン接種後2~3週間たって耳下腺が少し腫れることもまれにあります。
予防接種による
健康被害救済について
- ワクチン接種によって引き起こされた副反応により、重い健康被害が生じた場合には、対応する法律に基づく給付を受けることができます。給付申請が必要な場合は当院までご相談ください。
接種前の注意事項
以下の場合には予防接種を受けることができません
- 明らかな発熱(37.5℃以上)がある場合。
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合。
- 予防接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合。
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合。
接種後の注意事項
- 接種後30分間はアナフィラキシーを起こす可能性があり、医師とすぐに連絡がとれるようにしてください。
- 接種後に高熱やけいれんなどが起こった場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。接種後1時間たてば入浴できますが、接種部位を強くこすらないようにしましょう。