子どもへのコロナワクチン接種の勧め
オミクロン株の流行から小児の感染者数は増加し,新規感染者のうち10歳未満の子どもが2割を占めています。子どものワクチン接種率が極端に低いためだと考えられています。
また,令和4年1月からの子どもの死亡は50人で,特に5歳未満が25人と多くなっています。
第8波では子どもが流行の中心となり,休園や学級閉鎖の急増が予想されます。子どもたちがコロナの心配のない生活を取り戻すための唯一の対策はワクチン接種だけです。
新たに始まる5歳未満(6か月以上)のコロナワクチンの有効性や安全性は高く,米国では既に100万人に接種されています。
偽りの情報にまどわされずに,全ての子どもへのワクチン接種をお願いします。
ワクチンの効果は?
子どもでの感染予防効果は75%程度もあります。
米国では,5歳未満の子ども(6か月以上)へ100万回以上接種されていて,有効性と安全性は確認されています。
副反応が心配?
mRNAワクチンによる遺伝子 DNAへの影響を心配する噂があります。実はコロナウイルス自体が大きな mRNAなのです。コロナに感染すると体内で増殖して大量の mRNAが作られ、ウイルスとなって周囲に感染していきます。
しかし、ワクチンの mRNAは増殖しません。不安定で数分~数時間で壊れてしまい DNAに影響したり,感染したりすることはありません。本物に罹るよりワクチンの方がはるかに安全なことはお判りいただけると思います。
副反応?紛れ込み?
ワクチン接種後の死亡記事も見かけます。日本では毎年140万人が死亡しています。このため,ワクチン接種直後にワクチン以外の原因で亡くなる方も当然でます。
どんなに安全なワクチンでも,ワクチンと関係のない紛れ込みを副反応とされてしまうことがあります。
接種後の発熱も7%程度と成人のワクチンより少ないのが特徴です。
子どもへのワクチンの勧め
子どもへのワクチン接種が進まない限り,子どものコロナの流行が抑えられません。早く子どもたちに,コロナの心配のないマスクなしの生活を取り戻してあげましょう。
ぜひ,子どもさんへの積極的なワクチン接種をお願いします。